子育てQ&A
Q.ふつうに集団生活をしている幼児です。体の見え易い所にコブのような盛り上がりが出て・・・、入院をして、針を刺して水を抜いたり、検査も受け、「リンパ管腫症」と言われました。セカンドオピニオンを求めています。中部地方在住です。
回答)生活の現状等から「リンパ管腫」とみて(診て)、以下の公的情報をご案内します。
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問い合わせは「リンパ管腫症」ですが、頻度、生活の状況や病状から「リンパ管腫」と診て、情報提供しました。
念のために、稀有な病態の「リンパ管腫症」情報も追加しておきます。
◆小児慢性特定疾病情報センター:7 リンパ管腫症
◆難病情報センター:リンパ管腫症/ゴーハム病(指定難病277)
また、ウィキペディア(Wikipedia)は公的機関情報とは外れますが、自身、適宜参照しています。
◆ウィキペディア:リンパ管腫
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住居地が中部地方とありましたので、セカンドオピニオンをご検討される際の一助となればと、下記情報提供もしておきます。
◆名古屋大学医学部附属病院 小児外科
ホームページには「リンパ管種」「現在は東海地方唯一の大学院講座」とあります。
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現在、どの病院の、どの主治医に診てもらっておれるのか・・?
セカンドオピニオンを求める観点で願い出て、下記への診療情報提供書(紹介状)を記載してもらい、同病院小児外科を紹介してもらうことになりましょう。
「地域連携・患者相談センター病診連携室」「名大病院へのご紹介方法」
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幼児期に体表に出たコブ「リンパ管腫」については、住居地内の親しい方(還暦年を過ぎた女性)の例を承知しています。幼児期に首にコブが出現し、針で液体を抜いたことを覚えたおられ、その後は20歳の時に再び同様のことがあった由。そして、30歳を過ぎた某年に腫れが目立ち、疼痛を伴ったことで、同様の手技、および、薬物注入を受けたが腫れ・疼痛が速やかに出現し、結果、手術での摘除を選択せざるを得なくなった由。
左側頸部のコブを除く手術は、首の下方、胸の方まで深く、多房性に伸びており、担当医は、重要な神経損傷の懸念もあって、全摘出を諦めた由で、結果として、正解だったとの振り返りです。皮膚切開をしたこと、末梢神経の損傷は避けられず、微妙な違和感等は残存しましたが、大きな麻痺等を残さなかったのです。
その後も、同じ部位の腫れが再発したが、その際は穿刺等をせずに、疼痛をこらえて凌いだ由。
後年、右首の下側(鎖骨の上界隈)にもコブができて、これは四半世紀位、放置したままで過ごしておられます。そのつもりで、見せてもらうとコブが目立ちますが、気にしなかったら、他の方には見えないし、ご本人も気にすると気になるが、気にしないようにしている」といった状況で落ち着いている現状(四半世紀以上経過)とのことです。
リンパ管腫瘍自体は、悪性ではないのですが、部位的には難易度の高い例もあるわけです。
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より良きをと、祈念いたします。