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 幸せな人生とするヒント」に示した「今・今からを大切にした姿勢」と「達成可能な方法論を展開すること」を基盤として、接する相手には、「関係性・共感性を育み、自立・自主を促すことが」上手になって欲しい願いがあります。

 単純です。「ありがとう・うれしい・ステキだ」上手になることです

 儒教文化が根づいてきた日本では、今なお、小生が嫌う用語が残っています。「主人」・「家内」です。自身、妻が電話などで「うちの主人が・・・」など話すのを聞くと、「わたしの夫が・・・」が願いであることを話します。自身「家内が・・・」と発言した記憶はありません。「妻が・・・」とか、親しい人には妻の名前を話しています。
 と書いたのは、男性、とくに、家長・家主とされていた戦前・戦後当時は、“目上”の人が“目下”に「ありがとう」と言わないのが通例だったのです。
 とかく、人生経験の長い人は、いわゆる“上から目線”で、指示・命令や強要する言動をしていました。とくに、子どもが思春期になれば、反発します。勿論、親子間に留まらず、夫婦間、上司・部下の間でも同様です。
 指示・命令・強要する言動は、相手の自尊心を傷つけることになり、関係性・共感性を高めることにはなり得ません。
 自主・自立を促すのが教育・指導の本質と心得ていますが、そのためには、人生の先輩・(失敗)経験者としての学びを押し付けるのではなく「困ったなぁ」・「・・・の考え方もあるよねぁ」とか、「そうかなぁ」・「・・・と、こう思うけどなぁ」などの言動を練習して欲しいのです。
 人として、親として、上司として、絶えず、自身の価値観・尊厳を高める観点からも、そして、お互いに育ち合い、幸せな人生とするために・・・。

 

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