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「幸せとは何か」~私見です。​

 ピラミッドモデルですが、最低限の〔衣・食・住〕が確保されていることを基盤とし、上に〔水・空気・安全〕を置きました。この上に、人と人の〔関係性〕を置いて、これらがバランス良く、持続的に保たれているのを幸せとしました。

 四半世紀前の日本は、高度経済成長に沸き、モノが非常に豊かになりました。当時、「豊かさとは何か」を問う本に出合いました。[豊かさとは何か (岩波新書) 新書 – 1989/9/20 暉峻 淑子  (著)]当時西ドイツの大学生と日本に大学生の比較をするなど、日本の“見掛け上の豊かさ”に警鐘を鳴らすインパクトのある内容でした。現代の過食など食生活等にも関連することです。

 日本は、世界的にみれば、今でも〔水・空気・安全〕に恵まれています。智頭町は世界に誇れる環境にあります。

 そうした基盤に支えられていますが、残念ながら、今日では〔関係性〕が劣化し、幸せ感が損なわれています。その要因・誘因にメディアがあります。

 今日、メディアの弊害は、疾患としての認識もされるようになりました。いわば“麻薬中毒”相当の大脳の“汚染”です。麻薬は、手を出さないことが基本ですし、法でも罰せられます。が、メディアは、自身で、家族ぐるみ・学校ぐるみ・地域ぐるみで啓発し合いながら、ルールづくりと、メディア漬けに陥らない実践が喫緊の課題になっています。

 メディアが大脳を汚染する麻薬効果をもたらすことについては、2005年12月の単行本、岡田 尊司  (著)「脳内汚染」に記載されています。自身、深い学びを得ました。

 子どもたちの育ち・教育に関わる各位には是非お読みいただきたい本です。

 遡って、1982年、自身が鳥取県立中央病院に赴任した翌年10月、当時の国立小児病院を会場とした、平日5日間の研修機会に上司の配慮で恵まれた際に、小児精神科医の彼女から学んだことが定着しています。

 「あらゆる問題となる言動は、その人がそうしようとしたのではない。そうせざるを得なかったとの認めにたつ(立つ・発つ)ことが大切で、カウンセリングの基本」とのまなびです。勿論、事件となれば、法が罰しますが、弱者を支援する立場にある医療者の姿勢は、受容し、常に認めにたつことが基本であるとも学びました。(と、書きましたが、或いは、自身の別の学びなどにより修飾があるかもしれません。が、概要・根幹は変わりません。)

 

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